ピアノを弾くために必要な3つの力

こんにちは。ピアニストの砂辺絢斗です♫
ピアノを習い始めたものの、なかなか思うように曲が弾けるようにならないという方、意外と多いのではないでしょうか?

今回は僕自身が思う、ピアノを弾くために必要な3つの力についてご説明致します!

この3つを意識して今日から練習効率のアップを目指しましょう♫

ピアノに必要な3つの力

では、ピアノを弾く際に必要となる力とはなんでしょうか?
それはずばり

・読譜力 ・技術力 ・読解力 

の3つです。
楽譜を見ても思うように弾けない時!この3つの内、どの力が自分に足りていないかを知ると、より効果的な練習が出来るようになります♫

それでは一つずつ見ていきましょう!

読譜力

読譜力とは、その名の通り「楽譜を読む力」の事です。
「楽譜を読む」というと色々な捉え方がありますが、ここでは音高やリズムを正しく読む力を指します。


https://www.youtube.com/embed/oEDnBuKF83I



こちらの動画でもご説明していますが、楽譜というのは英語やドイツ語のような1つの言語と考えて頂けると分かりやすいです。

日本語を使う方で、あるひらがなを見て「この文字は何て読むんだっけ?」と考える事はほぼ無いですよね♫
何も考えなくても文字を頭の中で認識していると思います。

楽譜というものも一つの言語ですので、まずは日本語と同じくらい、楽譜を見た瞬間に音高が分かるように楽しみながらトレーニングしていきましょう♫

英語を学習する時、まずはアルファベットをひたすら覚えて、次に単語を覚えていきましたよね。
最初は退屈かもしれませんが、後々必ず大きな実を結びます!

このようなフラッシュカードを用いて、家族や友達とトレーニングするのもオススメです。

初学者がつまずきやすいのは大体この読譜力です。一週間で短い曲を1曲練習する位では、残念ながら音符は読めるようになりません泣 現在練習している曲と並行して、「音符を読む」練習をしてみて下さい♫

また、英語が得意な人ほど難しい単語や長い文章を一目で捉えられるように、ピアノの学習が進むほど、色々な和音や音形をぱっと見ただけで分かる能力が必要になってきます。そのためにも是非、日々色々な曲に触れて、音符と仲良くなりましょう♫

技術力

音符が読めたら、次は実際にそれを弾くための技術が必要になります♫
特にこの技術力は中上級者が新しい曲を学ぶ際に重要になってきます。

例えばショパンのエチュードのこの音形↓

一見難しそうに見える譜面ですが、これが3度の半音階である事が分かった時、

3度の半音階をすでに学んでいる方であれば、
「あ〜3度の半音階ね。はいはい。」
とすぐ弾く事が出来ます。

しかし、これまで3度の半音階を弾いた事がない方は、この音形を何時間も練習することになるでしょう泣

このように、同じ読譜力でも、それを弾く技術力があるか無いかで曲を仕上げる時間は驚くほど変わってきます!

その技術力を増やすために有効なのが、「エチュード」です。
ブルグミュラー、ツェルニー、モシュコフスキー、ショパン、ドッビュシー、リゲティ…などなど
数え切れないほどのエチュードが存在しますが、技術力が増す程色々な曲が簡単に弾けるようになります♫

たとえエチュードでなくても、沢山の曲を練習することでも技術力は自然と身につきますが、時間がある時にやっていて損はない、今後のレベルアップのための基礎固めに最適です!

読解力

最後に必要になる力が、この読解力です!

楽譜を正確に弾くだけなら、今の時代は機械のほうが上手に出来てしまいます泣
では、私たち人にあって、機械には無いもの。

それは 解釈する力 だと僕は思います。

同じ晴れた空を見ても、気分が晴れて喜びを感じる人、「台風が来て休みになると思っていたのに」と怒る人、遠くにいる誰かのことを思って寂しくなる人、色々な感じ方、こころがあると思います。

そこに正解は無く、同じものを見ても色々な考えがあるからこそ面白いと思うのです♫

音楽も同じで、同じ楽譜を見てもそこから受ける印象は人によって異なり、楽譜を解釈し、自分はどのように演奏しようか?と考える力が読解力です。

一つの楽譜からも解釈の違いにより、様々な演奏が生まれるのがクラシックの面白さだと僕は感じています♫

曲を解釈するのには、色々な知識が必要になることもありますが、まずは曲を弾き込んでみて、「自分はこう弾きたい」と素直に曲を表現する面白さを知ってもらえたらと思います♫

まとめ

ピアノを弾くために必要な3つの力  いかがだったでしょうか。

中々思うように曲が仕上がらない時、自分にどの力が足りないのかを知る事で、より効率よく練習が出来るようになります♫
これまでの経験上、初心者の方は読譜力が、中上級者の方は技術力が足りないことがほとんどのように思いますので、自分に足りないのはどちらなのか良く考えて練習計画を立ててみて下さい。

また、上達してくると読譜や技術はある程度完成してくるので、いかに楽譜を奥深く読めるか、という解釈に時間が割けるようになってきます。この楽譜を深く読み込んでいく作業こそ最も楽しくやりがいのある作業です♫ 

それぞれの項目で書き足りないことだらけですので笑、今後1つずつ取り上げていきたいと思っています!

それでは今回はこの辺で。皆様今日も良い1日を!


「夢を夢で終わらせない。あなたも今日からピアニスト 。」

ピアノ教室のサイトがオープン致しました!
ピアノを始めて見たい方、また再開したい方。まずはお気軽に問い合わせください♫

砂辺絢斗Piano School

「ピアノを弾くために必要な3つの力」への 2 件のコメント

  1. 自分にどの力が足りないか…。
    3つとも全く足りてない…。゚(゚´Д`゚)゚。
    読解力は、たしかにピアニストによって同じ曲でも全然違って聞こえたりするから面白いですね。

    1. ともこさん、本当にピアニストによって全然違う曲にも聞こえることってありますよね!
      色々な解釈を持つためにも日頃からいろんなものに触れたいものです♫

コメントは受け付けていません。