Ayato Sunabe

こんにちは。ピアニスト の砂辺絢斗です。

先日は「あなたも昔弾いたかも♫懐かしのあの曲　ランチタイムコンサート Vol.2」をご視聴頂きありがとうございました！まだの方は是非こちらからご視聴下さいませ♫

前回はオーボエの大城さんにとデュオでの演奏をお届けしたので（演奏はこちら）、今回は「ピアノ学習者がかなりの確率で習うであろう曲」をテーマにピアノソロでの演奏をお届け致しました！

それではここからはプログラムや感想などを振り返っていきたいと思います♫

Program/プログラム

・ブルグミュラー/25の練習曲より 第２番 アラベスク 作品100-2

・クーラウ/3つのソナチネより ソナチネ 第１番 ハ長調 作品20-1

・ブルグミュラー/18の練習曲より 第13番 大雷雨、第14番 ゴンドラの船頭歌 作品109-13,14

・モーツァルト/ピアノ・ソナタ 第16番 ハ長調 K.545

アンコール

・ギロック/こどものためのアルバムより　ワルツ・エチュード

開始前に色々トラブルがあり開演が遅れてしまいましたが、全部で約40分ほどのプログラムになりました。

今回の選曲に関して

今回は、「あなたも昔弾いたかも♫懐かしのあの曲」ということで、多くの方が子供の頃に学ぶ曲をメインにとりあげました。というのも、子供の頃や初学者というと、“先生に弾かされている”曲が多い印象です。
本当は素敵な作品なのに、「子供向けの単調な曲」と思われがちで場合によっては「単調、つまらない」とさえ思われていることも多いです。

しかし、子供向けの曲ほど、大作曲者が気合いを入れて書かれた場合が多く、
シンプルな中にも大事なエッセンスや美しさが凝縮されていて名曲の宝庫です♫

（料理でいうなら普段フルコースを作っている一流シェフの方がお子様ランチを作ったようなものです。美味しいに決まってるじゃないですか笑）

大人になって、バッハからドビュッシーまでありとあらゆる初学者向けの曲をもう一度弾いてみましたが、そのどれも音数の少なさや音域の狭さを感じさせない素晴らしい曲ばかりでした。

動画内でも少し話していますが、メインのプログラムとしてクーラウとモーツァルトを置いて、その前後に小品ということで有名なブルグミュラーを配置してみました。メイン曲の選曲理由などは是非動画をご覧ください！

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感想と今後の課題

まずは工夫した点を♪
前回はバランスの問題でかなり遠くにマイクを設置したために、演奏に対して声が小さく、かなり聞き辛くなってしまいました。今回はマイクの位置を演奏者側に変えてみたので、前回よりはかなり聞こえやすくなったかと思います！　ピンマイクは個人的に煩わしいので今後もさらに研究していきます♪

そして、今回の演奏会！

普段はそこまで緊張するタイプではないのですが、お客様が目の前にいない配信ならではの独特の緊張感に加え、今回は余計なことをしてしまったせいでさらに緊張してしまいました。　その余計な事とは

暗譜している曲の楽譜を置いてしまった

事です笑　メインの２曲に関しては早い段階で暗譜で弾こうと思い、普段も暗譜で練習していました。しかし、本番直前になると暗譜というものは怖くなるもので笑、本番では「保険」と思って楽譜を置いてしまったんですよね。　普段楽譜を見ながら練習していないので、いきなり本番で上手くいくわけありません笑

その結果、緊張のせいで必要以上に楽譜ばかりに意識がいってしまい、必然的にミスが増えるだけでなく、指先や耳への意識が薄れて肝心の音楽そのものを聴く余裕がなくなってしまいました。　どんなに正しい音を弾いてもそこに中身がなければ本末転倒です。古今東西、暗譜には様々な意見があると思いますが、大切なことは

置くなら置く、暗譜なら暗譜！直前で変えない！

ということですね笑　　当たり前のことですが、大事なことなのでもう一度言います。　

直前で変えない！

たとえ音を間違えたり、暗譜が飛んだとしても中身のある音楽を奏でたいものです♫

次回予告

ということで、来月もランチタイムミニコンサートを行います！日時の詳細が決まったのでお知らせ致します。

「クラシック？それともジャズ？　ランチタイムコンサート Vol.3」
日時：2021年4月19日（月）　12時〜
曲目：カプースチン/8つの演奏会用エチュードより　1.前奏曲　他多数

また来月も宜しくお願い致します♫